東京藝術大学 美術学部 デザイン科 Tokyo University of The Arts, Department of DESIGN

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入試Entrance Exam

入試について

An Entrance Exam

デザイン科の入試について

東京藝術大学美術学部デザイン科の入試選抜は、大学入試センター試験、本学が実施する実技検査、出身学校長から提出された調査書の各資料を総合して判定します。
大学入試センター試験は、国語と外国語の2教科が必修、さらに地理歴史・公民、理科、数学から1教科を選択し、計3教科を受験してください。ただし、理科は物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2 科目選択または物理、化学、生物、地学から1 科目を選択してください。
実技検査は一次選抜として「鉛筆写生」を行い、一次選抜合格者のみが、二次選抜「デザインI(色彩)」、「デザインII(形体)」を受験し、合格者を決定します。
詳細については『入学者選抜要項』をお読みください。

一次選抜「鉛筆写生」は選択制となります。下記のいずれかを出願時に選択してください。
1) 石膏像デッサン
「石膏像を中心としたモチーフを描写する」
2) 構成デッサン
「設定されたモチーフ(実物に限らず、想定のモチーフも含む)を自由に構成して描写する」
(詳細をこのページの下方で説明しています。)

デザイン科 一次試験 鉛筆写生(石膏像デッサン)

h28_examination_first2

※写真の椅子・イーゼルの配置は参考例です。

問題

台上に置かれた石膏像(マルス)を与えられた画用ボードに鉛筆デッサンしなさい。
平成29年度入試問題より

条件

画用ボードは縦位置とする。
平成29年度入試問題より

試験時間

9:00〜16:00 (7時間)
※昼食は12:00〜13:00までの間にその場でとる。
※席はくじ引きで決める。

デザイン科 一次試験 鉛筆写生(構成デッサン)

h28_examination_first2

※写真の椅子・イーゼルの配置は参考例です。

問題

与えられたモチーフ2種(密閉びん・靴)と自分の手を自由に構成して与えられた画用ボードに鉛筆デッサンしなさい。
平成29年度入試問題より

条件

画用ボードは縦位置とする。
モチーフ及び手の数は自由。
平成29年度入試問題より

試験時間

9:00〜16:00 (7時間)
※昼食は12:00〜13:00までの間にその場でとる。
※席はくじ引きで決める。

デザイン科 二次試験 デザインⅠ色彩

h28_examination_second1

問題

与えられた8種類のモチーフのうち3種類以上を使って「ドキドキ」と「補色」をテーマに画面構成し、着彩しなさい。
平成29年度入試問題より

条件

1.与えられたモチーフとは、①マシュマロ、②スケルトンリーフ(葉脈のみの葉っぱ)、③紙皿、④ペーパーケーキホルダー、⑤デンタルフロス、⑥綿棒、⑦洗濯ばさみ、⑧ブナシメジ(きのこ)
2.モチーフの固有色(無彩色系の色)にこだわらず、自由に色を想定すること。
3.モチーフは加工してもかまわない。
4.同一モチーフの数を増やしてもかまわない。
5.アイデアスケッチは配布された草案用紙(B4、5枚)を使用すること。
6.イラストボード(B3サイズ)は横位置とする。

平成29年度入試問題より

試験時間

9:00〜15:00 (6時間)
※昼食は12:00〜13:00までの間にその場でとる。

デザイン科 二次試験 デザインⅡ形体

h28_examination_second2

問題

言葉(動詞)をテーマに、巻き段ボールと一辺5cmの立方体をモチーフにして、粘土で造形表現しなさい。
言葉は下記の中から1つ選ぶこと。
・生まれる ・怒る ・隠れる ・朽ちる ・叫ぶ ・積もる ・伝える ・包む ・集う ・膨らむ ・舞う ・交わる ・結ぶ ・装う ・笑う
平成29年度入試問題より

条件

1. 立体は与えられた粘土のみを使用し、容量内で制作すること。
2. 高さは 30 cm以内とし、粘土板からはみ出ないこと。
3. 自立すること。
4. 作品テーマ票に、テーマに定めた任意の動詞を書き、粘土板の右下に画鋲で止めること。

平成29年度入試問題より

試験時間

9:00〜15:00 (6時間)
※昼食は12:00〜13:00までの間にその場でとる。


入試変更について

Change of an Entrance Exam

入試選抜方法の変更

東京藝術大学デザイン科では、これまでのアドミッションポリシーを踏襲しながらも、さらに幅広いデザイン資質をもつ学生を受け入れるために、平成28年度より学部入試の方法を変更しました。

一次試験「鉛筆写生」が選択制となり、出願時に「石膏像デッサン」と「構成デッサン」のどちらかを選んで受験することとなりました。
「石膏像デッサン」は従来行ってきた方式の試験です。石膏像を中心とした三次元のモチーフを観察し、自らの判断力で対象のもつ形態的特徴や精神性を抽出し、二次元に再構築する描写能力を判定します。
「構成デッサン」は与えられたモチーフや想定モチーフを自由に構成してデッサンを描く試験です。写実力に加えて、自分なりの意図をもって画面を構成する設計力(デザイン力)を求めます。着想の斬新さを重視する試験ではなく、設計意図を美的形式に落とし込む基礎描写力を見ていきます。

二次試験「デザインⅠ(色彩)」「デザインⅡ(形体)」には、運営上の変更はありません。一次試験が基礎的な描写力を判定する機会であることに対して、二次試験は発想力・問題読解力・適応力・展開力を判定する機会として考えています。問題の要点を理解し、柔軟な発想で自分なりの答えを探し出し、それを独自の表現として定着させる──そうした高度の表現力・造形力を求めます。

あらゆるデザインの現場では、制約を柔軟な発想をもって積極的に受け入れる適応力が必要とされています。藝大デザイン科では、日頃から物事を綿密に観察して対象の中から本質的要素を引き出す描写力をもつと同時に、与えられた問題に対してこれまで訓練してきた表現を繰り返すだけでなく、その場で考えて自分の引き出しの中の経験や技術を組み合わせて適応していく能力をもつ人材を求めます。

デザイン科 一次試験 構成デッサン例題 A

rope
bottle

問題

およそ30×30×40cmの箱2個が積んであることを想定して、それを与えられたロープで縛った状態をイメージし、下記の条件に従って鉛筆による構成デッサンをしなさい。

条件

1.画用ボード(670×514mm)は縦位置とする。
2.台上のワインボトルを1 本以上構成要素に入れること。*ボトルの高さ 30cm
3.台上のモチーフには触れてはいけない。
4.ロープの長さ、本数は自由に設定してよい。
5.箱の材質、開口部の扱いは自由に設定すること。

試験時間

9:00 ~16:00 ( 7時間 )
※ 昼食は12:00 ~13:00までの間にその場でとる。

デザイン科 一次試験 構成デッサン例題 B

exercise-b

問題

与えられたモチーフ(A:モデル人形、B:ロープ)と「手」を組み合わせ、下記の条件にしたがって鉛筆デッサンしなさい。

条件

1. 画用ボード(670×514mm)は縦位置とする。
2. モチーフA(モデル人形)の数は自由、加工はしないこと。3. モチーフB(ロープ)の長さ、本数は自由に設定してよい。
4. 「手」の数は自由。
5. 実物の大小比に従わなくてもよい。

試験時間

9:00 ~16:00 ( 7時間 )
※ 昼食は12:00 ~13:00までの間にその場でとる。

デザイン科 一次試験 構成デッサン例題 C

exercise-b

問題

与えられたモチーフを自由に組み合わせて、下記の条件に従って鉛筆デッサンをしなさい。

条件

1. 画用ボード(670×514mm)は縦位置とする。
2. 荒縄の長さ・本数は自由に設定してよい。

モチーフ

・ダルマ 1体
・荒縄 1本
・金属トレー 1台

試験時間

9:00 ~16:00 ( 7時間 )
※ 昼食は12:00 ~13:00までの間にその場でとる。

デザイン科 一次試験 構成デッサン例題 D

exercise-b

問題

自分の「手」と与えられたモチーフを自由に組み合わせて、下記の条件に従って鉛筆デッサンしなさい。

条件

1. 画用ボード(670×514mm)は縦位置とする。
2.「手」は片手でも両手でも構わない。数も自由。

モチーフ

・毛糸玉 1個

試験時間

9:00 ~16:00 ( 7時間 )
※ 昼食は12:00 ~13:00までの間にその場でとる。


Q&A

Q and A

Q.
センター試験の結果はどのくらい比重がありますか?
A.
採点に関することは一切公表できません。
Q.
採点方法は?
A.
採点に関することは一切公表できません。
Q.
課題違反はどの程度点数に影響するのでしょうか?
A.
採点に関することは一切公表できません。
Q.
違反道具を使っている場合、どう対処されるのですか?
A.
監督者からの警告を受け、その後も無視して使い続けた場合、退場となります。その他の違反行為についても試験開始前に監督者からの注意事項がありますので必ず聞いてください。
Q.
入試の情報開示としてABC評価が公表されるが、実際の点数でいうと何点区切りですか?
A.
採点に関することは一切公表できません。
Q.
障害のある入学志願者に対して特別措置はありますか?
A.
事前相談の制度があります。詳細は『入学者選抜要項』を参照してください。事前相談は、直前では対応できないことがありますので、日数の余裕をもってご相談ください。
Q.
平成28年度入試よりデザイン科の一次選抜「鉛筆写生」が、「石膏像デッサン」と「構成デッサン」の選択制に変更になるのは、何を意図したものですか?
A.
デッサン(dessin)が語源的にデザイン(design)に近いといわれていることでも分かるように、3次元モチーフを2次元の一枚の画面に収めていくデッサンの技量は、マクロの視点から全体のコンポジションを考える洞察力と構成力、事物を客観的に見る観察力、 細部にこだわる表現力、 現場で起こる様々な制約を積極的に受け入れる適応力など、デザインの要点に大きく繋がります。一次実技検査を選択制にし、デッサン力の評価に幅を持たせることによって、これまで以上に幅広いデザイン資質をもつ人材を選考できると考えます。
Q.
実技の使用道具の基準があいまいだと思うのですが?
A.
平成25年度入試より、 一次の鉛筆写生の使用道具を、「鉛筆写生に必要な用具一式」とし使用道具の基準を広げることで、使用を注意される基準が試験室・監督官によって違うといった懸念に対処し、より公平・公正な試験を実現できるように配慮しました。今後も基準の徹底を図っていきます。
Q.
試験室ごとに石膏像の汚れが違うことについてどう考えているのでしょうか?
A.
石膏像に限らずモチーフの状態については、監督者が全試験室を見回って公平に実施できるよう確認しています。公平性を損なうと考えられるモチーフは交換を行い対処しております。


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