東京藝術大学 美術学部 デザイン科 Tokyo University of The Arts, Department of DESIGN

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尾登誠一・箕浦昇一退任記念展

2015-12-11

基本 CMYK

デザイン科教員の尾登誠一と箕浦昇一の退任を記念し本学陳列館にて退任記念展を開催致します。
本展覧会は大学時代からの同級生でありながら、違う視点で作品をつくってきた二人同時開催の展覧会でございます。
尾登誠一の「魂・発・素の軌跡」を企画テーマとした展示は、プロダクトデザイン、漆器開発プロジェクト、宇宙茶室、ISS微小重量環境下長期居住モジュールの研究、環境色彩計画の5つのゾーンで構成されている。33点の作品は、機能・演出という専門性を越境しつつ、自己のコンパスが描くサークルに取り込まれたカタチ化や環境化の具体である。恩師の座右の銘であった「デザインは愛であるという」というイズムは、宇宙環境の研究に端を発しながら、97歳の母のためのデザイン「きみ子さんの揺りかご」としてメタモルフォーゼした。67歳の藝大卒業作品である。
箕浦昇一はポスターを中心としたグラフィックデザイン、CM映像作品、その仕事の傍ら同時に制作を続けてきた絵画作品の、三つの軸をもった展示構成となっている。元来人とのコミュニケーションが好きな箕浦の作品は、どのジャンルにも人物を主として扱った作品が多い。多くの人間と出会い、仕事をしてきた今「自分は好きな事しかやってこなかった。好きな事をやり続けられた事に幸せを感じる。」と言う。この展示は43年間の仕事の「一つの区切り」の作品群である。
本学デザイン科で教員として指導をしながら、研究をしてきた二人の作品をこの期に是非皆ご高覧ください。

「尾登誠一・箕浦昇一退任記念展」
会期:2016年1月6日(水)- 1月17日(日)
休館日:会期中無休
開館時間:午前10時 - 午後5時(入館は閉館の30分前まで)
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階
観覧料:無料
主催:東京藝術大学美術学部、東京藝術大学大学美術館
展示資料数:約150点
 
 
 

アクセス:
東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階
〒110-8714  東京都台東区上野公園12-8