東京藝術大学 美術学部 デザイン科 Tokyo University of The Arts, Department of DESIGN

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これからのファッション教育を考えるシンポジウム

2016-07-21

東京芸大フライヤー

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これからのファッション教育を考えるシンポジウム@東京藝術大学
2016.08.07 SUN 13:00 – 17:00
※事前の申し込みは不要です。どなたでもご参加いただけます。

SCHEDULE
ドアオープン 12:30 –

第一部 日本のファッション教育の始まり
13:00 – 13:40
安達 市三 CORK ROOM 代表

第二部 世界のファッション教育
13:50 – 15:40
栗野 宏文 ロイヤル・カレッジ・オブ・アート 名誉研究員
西尾 マリア セントラル・セント・マーチンズ美術大学 講師
山縣 良和 ここのがっこう 代表 

第三部 日本におけるファッションデザイン教育
16:00 – 17:00
宇野 良子 認知言語学者
坂部 三樹郎 MIKIO SAKABE ファッションデザイナー

PLACE
〒110-8714 東京都台東区上野公園 12-8 ※上野駅より徒歩10分
東京藝術大学 上野キャンパス 美術学部 中央棟 第一講義室

ファッションは、人間の歴史とともに存在し、環境特有の文化を作り、そして学問でもあります。言うまでもなく、人間の歴史、環境、身体、経済にとってとても影響力があるものです。しかし、日本にはアカデミック機関でファッションが学べる環境がほとんどありません。このような状況が今後も続くのであれば、優秀な人材の流出が起こる可能性があり、社会として不健康な状況であり続けるのではないでしょうか。海外ではファッションをアカデミック機関で学べる環境があり、例えば、イギリスのアート、デザインの最高機関であるロイヤル・カレッジ・オブ・アートにはファッション学科があります。当然のことながら、日本でも国立大学でファッションを学べる環境があるべきなのでは、と考えています。

本企画では、ファッション(今回は特にファッションデザイン、クリエーションの分野)をアカデミック機関にて学べる環境を日本で作る、第一歩の流れのきっかけになればと思っております。まずは、世界の学校の教育環境がどのようなものなのかを見ていきたいと思っております。少しでもファッションを学ぶ環境を真剣に考えたいと思っているみなさまには、ぜひ参加していただき、問題を認識、共有し、本企画が日本のファッションにとって、小さくも重要な一歩となることを願います。

山縣 良和