手賀沼公園トイレデザイン改修プロジェクト
2020-04-30
我孫子市の手賀沼公園内、公衆トイレのデザイン改修報告
手賀沼公園内に設置されたトイレが暗く入りづらいという、我孫子市市内の小・中学生を対象とする「子ども議会」からのリクエストを受けて当該公園トイレのデザイン改修をおこないました。子供達が気兼ねなく使用できるよう、近隣住宅や公園環境への配慮と調和をデザインし、地域環境の価値向上に向けて、手賀沼の新しいアイコンとなることを目指しました。
このプロジェクトでは、トイレを利用するこどもたちの恐怖心を緩和し、安心して使用できる「こころのデザイン」をしました。
主に内装とイラストレーションを軸にデザインワークをおこないました。公衆トイレに抱きがちな汚い、暗い、怖いというイメージを払拭できるよう、まずはベースとなる空間に照明を増やし、その光を反射するよう壁の色を明るく塗り替えました。予算の関係で大規模な改修というわけにもいかず、照明以外の器具や個室壁などはそのままになりましたが、手賀沼に生息する鳥や木、園内を走る汽車をモチーフにイラストや鳥のレリーフで空間を明るく楽しく演出しています。
プロジェクト担当教員
東京藝術大学美術学部デザイン科
- 山﨑 宣由 (准教授)
- 佐々木 里史 (非常勤講師)
- 丸山 素直 (非常勤講師)
- 寺田 健太朗 (非常勤講師)
協力
- アトリエモリモト
- 森本 栄持