さくらパンダGEIDAIプロジェクト 2019
2020-04-30
大丸松坂屋百貨店とデザイン科企画・理論研究室(現・第10研究室)が、大学院教育として2011年から取り組んできた社会連携プロジェクトです。百貨店内でワークショップなど「創作の喜びを分かち合う場づくり」の様々な方法を研究開発することで、ワークショップという共創体験によって顧客の体験価値を高めることで、百貨店のブランド力の向上に貢献する試みを行ってきました。非常勤講師の丸山素直がワークショップデザイナーとして携わり、藤崎圭一郎教授や学生と共に足掛け10年近く続けているプロジェクトです。
2019年度は、松坂屋上野店と名古屋店で計4回のワークショップを行いました。
大船渡の色でオリジナルノートをつくろう!
まず4月6日(土)と7日(日)は、御徒町駅前パンダ広場で震災後の春に行われている「東北・上野フェスティバル」に参加しました。ここでは、2014年度から行っている「むすびの旗プロジェクト」にまつわるワークショップと、毎年制作された大漁旗を展示しています。2019年度は、大船渡小学校の3年生がつくった大船渡の色24色を表紙にしたノートをつくるワークショップ「大船渡の色でオリジナルノートをつくろう!」を開催しました。2日間、11:00~17:00の間に180名の子どもたちや大人が参加しました。
形の変わるくるりん花をつくろう!
8月10日(土)と11日(日)は、ハニカムペーパーを使って、形が変わるオリジナルの花をつくるワークショップ「形の変わるくるりん花をつくろう!」を松坂屋名古屋店にて行いました。企画・理論研究室の大学院2年生の林佳奈が研究していた、形が変化するハニカムペーパーの仕組みを利用し、子ども達向けに楽しめるよう考案したワークショップです。2日間10:00~16:00でおおよそ130名の親子が参加しました。
オリジナルの仮面をつくろう!
10月26日(土)と27日(日)は、御徒町駅前パンダ広場で毎年秋に行われている「シタマチ・ハロウィン」に参加し、2016年からの人気ワークショップ「オリジナルの仮面をつくろう!」を行いました。教員、学生がデザインした様々な動物の形の台紙に、自由に絵を描いたり、シールを貼って個性ある仮面をつくります。子どもだけではなく、大人も参加して、2日間11:00~18:00(日曜日は17:00まで)で約250名の方が参加してくれました。
オリジナルモビールで冬の物語をつくろう!
1月12日(土)と13日(日)は、松坂屋名古屋店にてモビールをつくるワークショップを行いました。冬にちなんだモビールの素材を多種多様にデザインし、白黒の紙を切り抜いて用意しました。「オリジナルモビールで冬の物語をつくろう!」というワークショップです。参加者は、想像力を膨らませながら組み合わせを考えて、選んだ素材に色を塗ったり、絵を描いたりシールを貼って制作しました。11:00~17:00の2日間で130名ほどが参加しました。
プロジェクト担当教員
東京藝術大学 美術学部 デザイン科
- 藤崎 圭一郎 (教授)
- 丸山 素直 (非常勤講師)
プロジェクト参加学生
- 千葉 紘香 (大学院修士卒業生)
- 向井 ひなの (大学院博士2年)
- 梶谷 文雄 (大学院修士2年生)
- 林 佳奈 (大学院修士2年生)
- 山下 絵里 (大学院修士2年生)
- 浅野 舞子 (大学院修士1年生)
- 岡村 綾華 (大学院修士1年生)
- 栗原 千裕 (大学院修士1年生)
- 多田 妃呂実 (大学院修士1年生)
- 山根 由子 (大学院修士1年生)
- 李 若楠 (大学院修士1年生)
- 川名 泰夢 (学部4年生)
- 古立 守 (学部4年生)
- 勝川 由芽野 (学部3年生)
- 谷口 あかり (学部3年生)
- 山田 知沙 (学部3年生)
- 石田 己和 (学部2年生)
- 川上 湖瑚蕗 (学部2年生)
- 木村 かおる (学部2年生)
- 高芝 祐衣 (学部2年生)
- 福澤 佑哉 (学部2年生)
- 大和 佑夏 (学部3年生 / 先端芸術表現科)