DESIGN HEART AWARD 2020
2020-11-20
デザイン科では今年度、デザイン科・デザイン専攻所属の学生を対象に「DESIGN HEART AWARD」コンペを開催いたしました。
本ページでは、「DESIGN HEART AWARD」コンペと、コンペの受賞作品をご紹介いたします。
「DESIGN HEART AWARD」コンペとは
- テーマ:「いまワタシたちにできること」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大する世界の中で、いま、自分に、自分たちに、できることは何か?デザインに何ができるのか?アートに何ができるのか?を検討し提案する。 - 応募期間:5月18日〜6月30日
- 賞:グランプリ 1点 / 入選 5点
- 審査員:デザイン科教員(教授・准教授)
- 応募総数:38点
本コンペのテーマとして設定されたのは、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)が拡大する中、デザインやアートだからこそできる提案です。応募期間は本学の入校禁止期間に設定され、デザイン提案・映像作品・イラストレーション他、さまざまな形式やコンセプトの作品が集まりました。また、選考の結果、当初の予定より多い2点の作品がグランプリを受賞しました。
以下に、グランプリ受賞作と入選作品をご紹介いたします。
受賞作
グランプリ
押し問答
コロナ禍、自宅にいると携帯に触れることが多くなり、SNSに漬かっている時間もそれに比例して多くなりました。
誰かと直接会って意見を交換する機会が少なくなると、多数の意見や高評価の意見が「正しい」とされているような感覚になります。
そんな自粛期間中に感じた僕の心の中での押し問答です。
Dear, Our Compathy
2:映像作品 / 4分39秒
入選
ME IN ME
自粛期間中にデジタルデバイスと一体化していく自分をコンセプトとして制作した。一日中座っている自分、自炊する自分と常にスマホを手にしている自分、そしてオンラインミーティングなどで画面の中の自分をつい目で追ってしまう不思議な現象を表現した。
月の住人
外出自粛期間中、眠れない夜に想像した事を作品にしました。家で孤独に過ごす毎日。明日もまた誰にも会えないのかと、寂しく思う布団の中。そして日が昇るころ眠りにつく。
そんな日々を過ごすうち、月に住んでいるような気分になりました。たった一人で地球を眺め、寂しいけど静かで美しい宇宙が広がる。こんな空想をしたら、優しい気持ちになりました。
この作品で、眠れなくてセンチメンタルな夜を過ごす人を癒せたらいいなと思います。
Coronial-existence
コロナウイルスは世界的に猛威を奮い、感染者数は日々更新され続けています。 ただ感染を受け入れるしかない現状を、絵具を一滴たらすだけで一瞬にして拡がる泡と捉え映像にまとめました。
ウイルスは私たちの生活に否応なく浸透する恐ろしいものですが、その媒介主は人間の体です。一人ひとりがsocial distanceを守り、粘り強く適切な行動を心がければ、自分と大切な人を守ることができます。人間の行動によってはウイルスと共存する未来が可能になるのです。
あなたはどう生きますか?
入学式 in OFURO
ブラウザゲーム(スマホ・PC対応)
※ PC推奨
自粛期間は人との触れ合いがなく、心の距離を感じることがあります。そのような中で、バーチャルならではの「裸の付き合い」ができたら面白いのでは?といった理由で、今回の入学式の会場はお風呂になりました。
是非、自分のキャラクターを作って、入学式会場で面白いことを色々見つけてください。お風呂では先生も生徒も全員裸で対等です。この特別な空間で、みんな一緒に楽しみましょう!
花は咲く。
花はいつの時代でも咲いて枯れて、生と死を繰り返す。
私たちが枯れてしまいそうでも、美しく咲き続ける。