アンソニー・ダン 特別講演
2013-11-12
10月10日(木)東京藝術大学 中央棟 第一講義室
反現実の美学──デザイン、フィクション、ソーシャルドリーミング
アンソニー・ダン氏(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート デザイン インタ
ラクションズ専攻教授)の特別講演会が行われました。
第4回東京アートミーティングとして東京都現代美術館と藝大が行う連動プ
ロジェクト。東京都現代美術館にて開催中の「うさぎスマッシュ展」の関
連企画として開催しました。
大学内外から多くのご来場を頂き、革新的で示唆に富んだ試みを直接ご紹
介いただける大変貴重な機会となりました。
質疑応答も活発で、終了後にも多くの方が直接議論を交しているほどでした。
アンソニー・ダン Anthony Dunne
1964年イギリス出身。ロンドンのRCAで工業デザインを学び、ソニーのデ
ザイナーとして東京で働く。帰国し、RCAでデザイン・インタラクショズ
の前身であるComputer-related DesignでPhDを修得。
フィオナ・レイビー(Fiona Raby)とともに「ダン&レイビー」として活
動。企業活動を促進するためのデザイン手法の開発とは一線を画し、「ク
リティカルデザイン」(批評的デザイン)を提唱。デザイン言語によっ
て、先端技術が社会的・文化的・倫理的に世界とどう関わっていくかを、
批評的に提示するデザインのあり方を探求している。
RCAに革新的な教育プログラムを導入し、世界的に注目されている。教え
子には、スプツニ子!、リヴィタル・コーエン&テューア・ヴァン・バーレ
ンなどがいる。
ダン氏の研究室の卒業制作をご覧になれます。
URAの数字を下ると過去の作品にリンクします。
主催:東京藝術大学、東京都、東京現代美術館・東京文化発信プロジェト
室(公益財団東京都歴史文化財団)、産経新聞社
協力:ブリティッシュ・カウンシル